自転車少年記
eighter界隈ではジャム東京公演や横山裕のananの話で盛り上がっておりますが。
自転車少年記を見ました。
※一部内容ネタバレあります。が10年以上前の作品なのでね。
以下DVDの解説より。
「ケータイ文庫」で45万アクセスを記録した話題作のドラマ化!
「友情」「恋愛」「挫折」「未来」…。
少年から大人へと旅立つ過程を等身大の目線で描く青春感動ストーリー!
昇平と草太。
2人の出会いは5歳の時。
自転車に乗れたばかりの昇平が、猛スピードで急な坂を駆け下り草太の家の庭に突っ込んだのだ。
「あの坂を⁉︎すごい!」
2人は自転車に夢中になった…。
高校生になり、自転車部を創立した昇平と草太。
努力家の草太は、強豪選手へと成長する。
一方、昇平はいまひとつ自転車に集中できないでいた。
しかし、高校最後のチーム戦。
プロを目指す草太のために自らが犠牲となった作戦を敢行する昇平がいた…
2006年の作品ということでだいぶ若かりし2人。DVDの解説では安田の名前が先に来ていましたが、内容的には丸山がメインだったように思う。
ストーリーは正直軽いので(祝日の昼間に放送したものですし、そんなもんかなと)さらっと見られました。始まって25分くらいで上記の内容全部出てきてしまってこの先どうなるのかなと思っていたら、そこから丸山隆平の恋愛とか挫折とか苦悩とかそういうのがでてきてそっちが重要だったと。
自転車部の話っていうと今なら弱虫ペダルを思い浮かべるのですが、フトコロノカタナ(一つ前の記事参照)で、丸山が「ヤスが凄い面白いって言ってたから」と弱虫ペダルを購入していまして。
この2人はこの作品があったからこそ、より弱虫ペダルに興味を持ったのかなーなんて想像しました。
丸山はだいぶ今とは雰囲気が違うけども、なんだかんだ顔かっこいいなと。真面目な役似合っていた。
安田は見た目がだいぶちゃらくて、役柄もちゃらくて、個人的にはぐっと来たんですけども。演技は今に比べるとだいぶアレです…(むしろあれから10年での成長が凄いということ‼︎)。
このドラマの中では2人の喧嘩のシーンが私はとても好き。メイキングでも言っていたけれども、普段絶対喧嘩しなさそうな2人が馬乗りになって激しく叱責しあうのは新鮮で、でも真剣でよかった。
安田章大が尼崎のヤンキー出してくるのいいね。
恋愛シーンでいくと、丸山のキスシーンがあるとは思ってなかったので少しびっくりしましたが、引きの画でもわかるほどに触れてなかった…。お相手も当時はまだ高校生だったということでその辺考慮されたのかも。
一方の安田は言ったらアレですが、ヤンキー上がりの同棲カップルのリアルさがあってなんともいい。最近の安田章大の役柄ではなかなか見られない。これはこれであり。
また、特典映像としてメイキングと記者会見の様子が収められております。
メイキングではいつもの山田でなんか安心した。そして他の若手俳優さんたちに比べてあまりにバラエティ慣れしているのにも笑った。
記者会見では共演者の方々も山田の人柄の良さを語っていて、彼らの愛され具合をまた実感しました。
丸山「挫折してタバコを吸い出すという役柄だけれど、自分は非喫煙者のためその気持ちはわからなかった。自分が今の仕事をもう続けられないかもしれない、となった場合を想像して役作りをした」とか、
渋谷飛鳥(ヒロイン役)「自分が役に入り込めないときに、カナデ(ヒロイン)は草太のどういうところが好きになったの?などと真剣に一緒に考えてくれた」とか。
丸山隆平の演技に対する真面目さが前面に出ていていいエピソードだなと思いました。
あとはね、福田沙紀可愛かった!
とりとめもないですが、この頃の仕事が彼らの今に繋がっていて、また今の彼らの実力を知った上で当時の演技を見るのはなかなか乙でした。以上。