泥棒役者
見てきました。
以下ネタバレないようにします 。
想像していたよりも面白かった!
そもそも舞台作品だったということで場面転換はほとんどないのですが(8人の女たちを思い出した)、テンポよくストーリーは進んで行くし、アニメーションも取り入れたりしていて、2時間があっという間だった。
随所に笑いが散りばめられていて、クスクスという笑い声が何度も聞こえてきた。丸ちゃんが言ってたのこういうことかーと。
兎にも角にも丸山隆平の大貫はじめ役があまりにはまっていて(映画化する時点で彼を主演にしようと書き直したと言っていたのですが)。丸山のくるくると変わる表情や、愛されるキャラクターが凄く彼らしかった。
登場人物も少ないけれど、その分それぞれのキャラクターが凄く濃く描かれていて、かつそれぞれの演者にピッタリはまっていた。私の思うユースケサンタマリアのイメージ、私の思う市村正親のイメージにどんぴしゃり(石橋杏奈についてはこの映画で初めて知りました)。宮川大輔がまあ悪い顔で。
そして家着の高畑充希の可愛さ。お出かけ着より数倍かわいい。帰ってあの高畑充希がいたらなんて幸せか!丸山隆平になりたいと思ったわ。
西田監督の作品は初めてみたのですが、三谷幸喜に近いタイプ。面白いし、考えるところもありつつも最後にほっこりとさせられました。二転三転しながらも、各キャラクターについてもしっかりと伏線を回収している。映画だけども、広げすぎずに非常に綺麗にまとまった作品で個人的にはとても好き。
前評判で満足度が高い、というのは関ジャニ∞ファンが見てるからそう答えていたのかなと思っていたのですが、それ以外の層(に見える)お客さんも多く、私も満足です。