破門
横山担の友人からのごり押しにより拝見いたしました。
下記感想を。ネタバレないです。
◼︎内容について
割とゆるーく始まって置きながら、何度ひっくり返されるんやというくらいの騙し合い。彼らの振り回され具合を感じるほどにストーリーもスピード感を持って進んでいった。
大阪ミナミが舞台のため、よく知った場所も多く、現実と作品との狭間にいるような変な感覚に。また全編ほぼ大阪弁で進んで行くので、それもまた不思議な感じ(8UPPERSも関ジャニ∞の皆さんは関西弁のまんまでしたけどね)。大阪弁での掛け合いもテンポが良く、この作品のリズムを作った一つの要素だと思う。
利己主義とまでは言わないが、自分の損得ばかりを考えていた二宮と桑原が、互いに少しずつ歩み寄り成長する様には少しくすっとさせられた。
ちなみにビデオコメンタリーも見ました。ちょうどご飯食べながら見ていたのでまったり見るにはとても良い。チーカマのくだりはやっぱり気になったよね。
◼︎キャストについて
横山裕演じる二宮は、あれだけ濃いメンツの中にいて、普通に近い人。若い頃の横山の見た目だったり、キングオブ男や8UPPERSなどの役柄もあって、むしろ裏社会に近いイメージではあったのですが、一般人(あくまで一般人でいようとする人)二宮にしか見えなかった。素晴らしいキャスティング。
佐々木蔵之介は割といい人の役ばかり見て来たので、極道を演じているのが新鮮だった。しかしスタイルがいいしスーツが似合う。極道がカタギのふりをした時の引きつった笑顔のうまさよ。
北川景子は最初から最後までとにかく美人。二宮のことを考えると、あんな美人がいとこだからそれ以上の展開がないのが寂しい反面、いとこだからこそ面倒を見てくれているのかもしれない。
京都出身の方だけれど、この作品では大阪弁を話しているのが違和感。というかあんまり大阪弁は上手でないというか…。
ジャニーズWEST濱田崇裕も出演していたのですが、なんて作業着が似合うんだ。後半結構大事な役になったのは意外な展開でした。
◼︎最後に
ビデオコメンタリーで横山も言っていましたが、本編が終わってなぐりガキBEATが流れてくるのが嬉しかった。
ストーリーにも合っていたし、エンドロールの映像との親和性も高かった。
いい作品に関われたんだなあとほっこりしました。
ところで、この作品続編作る余地大いにありますよね?